C_柱・壁・間仕切壁の解説(図解・初心者向け【建築CAD検定3級 C問題】

建築CAD検定3級

AutoCADでの作図手順

今回は、時短テクニックを交えながら、AutoCADで傾斜した長方形の壁芯から建物の柱・壁・間仕切り壁までを作図する手順をご紹介します。


✅ 時短ポイント

  1. 壁芯を傾斜した長方形で一気に作図
  2. 壁をマルチライン(MLINE)で効率的に描画

🛠 作図の順番

  1. 壁芯を一点鎖線で作図
  2. 柱を配置
  3. 壁を作図(マルチライン)
  4. 間仕切り壁の作図

それでは、詳しく説明していきましょう


🔹 壁芯(芯線)の作図

長方形コマンドを使って、傾斜した長方形を作図します。
 → 作図中に**回転角度(Rotation)**を指定することで、斜めの長方形が描けます。

作図した長方形を**分解(EXPLODE)**して、辺ごとに線として扱えるようにします。

※傾いた長方形の描き方は、こちらのサイトや動画で説明しています。

長方形コマンド

長方形コマンドの使い方YouTube

辺の線分をオフセットして、壁の厚み分を確保します。

一方の辺からオフセットしたら、交点を基準にして右側の壁芯も同様に描きます。

それぞれの線を**延長(EXTEND)または長さ変更(LENGTHEN)**して、交点がきちんと交差するように調整します。

ここまで実線で描いていた場合は、ここで芯線を、一点鎖線(中心線)に変更します。


🔹 柱の作図

柱も長方形コマンドで作図します。

最初の柱を図面の基準芯に合わせて作図し、**複写(COPY)**で他の位置にも配置します。
 → 右側の柱は同じ角度で複写可能です。
 → 左側の柱は角度が異なるため、新たに作図してから複写しましょう。


🔹 壁の作図(マルチライン)

壁は**マルチライン(MLINE)**で描きます。

作図前に次の設定を確認します:
 - S(尺度):壁の厚みを設定
 - J(位置合わせ):芯・内側・外側 など、基準を設定

作図後、必要に応じて**延長(EXTEND)フィレット(FILLET)**を使用して、線をつなげます。
 → **分解(EXPLODE)**してからでないと、フィレットやトリムがうまく機能しません。

下側の大きいフィレットは、オフセットして作成すると簡単です。

不要になった一点鎖線を**非表示(LAYOFFなど)にして、柱の内側の線をトリム(TRIM)**で整えます。


🔹 間仕切り壁の作図

間仕切壁も同じくマルチラインで描きます。

尺度や位置合わせを設定してから、指定の位置に作図します。

不要な部分はトリムで削除します。
 → トリム前に**分解(EXPLODE)**が必要な場合があります。


✅ 最後に:全体をチェック!

図面全体を見直して、線のズレや不要な線がないか確認しましょう。
描いた図のレイアウトも建築CAD検定試験3級の評価対象です。しっかり見直すことがポイントです。

作図手順を動画で確認したいかたは、こちらからご覧ください。