2次元のAutoCADで作図をするには、大きくわけると2つの命令の方法があります。
1.リボンのアイコンをクリックして命令を出す方法
2.コマンドウィンドウに入力して命令を出す方法
命令を出した後、コマンドウィンドウには、次に何をすれば良いかメッセージが表示されます。
どちらから命令をだす場合でも、コマンドウィンドウをよく見るようにしましょう。



アイコンをクリックして命令する方法
「線分」を作図するには、線分のアイコンをクリックします。
「円」を作図するには、円のアイコンをクリックします。



何も命令が無い状態のことを「命令待ち状態」と言います。
命令待ち状態の時、コマンドウィンドウは「ここにコマンドを入力」という表示です。

命令した後、コマンドウィンドウの表示が変わります。
次にする操作について表示されています。

線分のアイコンをクリックしたあと、コマンドウィンドウの表示は
「LINE 1点目を指定:」
となります。
これは、これから描く線の1点目となる場所をクリックしなさいという指示のことです。

指示のとおりに、作業領域でマウスをクリックすると、クリックした位置が線分の1点目となる線を描き始めることができます。
もし、途中で命令をやめるにはキーボードの「ESC」を押します。
「ESC」を押すと、コマンドウィンドウは命令待ち状態の表示に戻ります。

コマンドウィンドウに入力して命令する方法
コマンドウィンドウにキーボードから入力することで命令します。
線分の場合は「LINE」または「L」と入力しENTERキーを押すと命令できます。
LINEのもじを入力する途中で予測変換でコマンドが表示されるので、それを選択することもできます。
「L」は、エイリアスと言い、「LINE」の最初の文字「L」を入力した後にENTERキーを押すことで命令できるショートカットのようなものです。


どのアイコンを何の作図に使うか忘れてしまったときは、マウスでアイコンの絵をポイントします。
マウスカーソルをアイコンの絵に重ね、クリックしないで待つと、詳しい作図の方法やコマンドの文字が表示されます。


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